東京エスニック料理

東京のエスニック料理を通して世界を知る

ベラルーシ料理:ミンスクの台所

★おすすめポイント★

 

1.素朴な家庭料理なのに、味の深みや盛付けの美しさにシェフのこだわりを感じる!

 

2.ベラルーシのかわいい人形や民芸品が並べられ、木の温もりがあふれる店内!

 

3.「美人の国」の評判通り!民族衣装を着た笑顔の素敵な店員さんが迎えてくれる!

 

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ベラルーシ出身のシェフが2002年に開いたという、東京メトロ南北線六本木一丁目駅からほど近いお店。

なんと!日本でベラルーシ料理が食べられるのはここだけ!

ちなみに麻布、六本木界隈には大使館が多く、各国の料理店が集まる地域です。

 

店内に入ると珍しいお酒や民芸品の人形、クロス、容れものなどが並び、目を楽しませてくれます。

 

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お店の人にベラルーシ料理の特徴を聞いたところ、じゃがいもやビーツ、きのこを使ったメニューがよく食べられるそうです。

せっかくなのでベラルーシならではのものを…とメニューを眺めていると、

隣の席から「これが好きでこの店に通うようになったんや~」という声。

見た目も芸術的で興味がそそられます。

 

早速、「毛皮のコートを着たニシン」という何ともシャレた名前のその一品を注文。

赤いビーツ(甘みのある根菜)が毛皮のコートのように下のニシンを覆っていることがその名の由来だそう。


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一口食べてみると…

う~ん、たしかに!!

これは何度も足を運びたくなるのも納得です。

クリーミーで濃厚、なのにビーツの甘みやローズマリーと思われるハーブの香りのアクセントでさっぱりしていて飽きさせません。

 

そしてもう一品、気になった「シャルロトカ」というアップルケーキ。

素朴で優しい味だけど、ラムがきいてバランスが取れており、ちゃんとおいしい。

 

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余談ですが、ロシア語では日本語の「ちゃん」のように女の子の名前の後に「カ」をつけて呼ぶことがあります。

なので、「シャルロトちゃん」という愛らしいネーミング。

ベラルーシにはベラルーシ語がありますが、長い間ロシア帝国ソ連の支配下にあったため、今では日常的にロシア語を使う人が多くなっています。

 

そして今回は試していませんが、お酒のセレクションもかなり豊富です。

ウォッカだけでもいくつもの銘柄が揃い、フレイバー・ウォッカやウォッカベースのカクテルもいろいろあります。

 

そして、近隣国でワイン発祥の地として知られるジョージア(旧グルジア)やモルドバのワインもその充実度合にビックリです。

 

東京にいながらにしてベラルーシを体感できる「ミンスクの台所」。

おすすめです☆